去る6月12日(金)、ソーシャルカレッジ第9回「炭素繊維で水質浄化」が
群馬工業高等専門学校特任教授である小島昭先生をお迎えして開催されました。
(遠路はるばる群馬からお越し頂きました!)
私もスタッフながら『どんなお話が伺えるのかな?難しいのかな?東横堀川にも
応用出来るコトなのかな??』とさっぱり分からないままに参加しましたが
先生のお話を伺ったことを一言で言うなら『・・・皆さん、凄いんですよ!』です。

いつものようにまずは先生のご紹介から始まったソーシャルカレッジ。
先生ご本人からもこれまでの研究の奇跡をお話くださりますが、さすが「先生」
お話が楽しい♪さぞかし授業も楽しいことでしょう。
さて、今回お話頂いた『炭素繊維』は先生の研究の奇跡から偶然派生した研究で
常に『?』を持ち続ける研究者精神の大切さに感服させられます。
早速ですがこれが炭素繊維

この一束が実は10,000本(←訂正しましたッ)の細い細い繊維の束なのです
ちょっと髪の毛(エクステ)のようですが、髪の毛より数倍も細くて、しかもうんと強い。
もの自体は炭化させたポリエステル繊維なのでもう燃えません。
そしてこの軽くてしなやかな束ですが、すーっとなでると手品のようにまっすぐに。
何とも不思議な繊維です。
この繊維がどう活躍するか?の前にカレッジ当日汲んできた東横堀川の水を
簡単な試薬を使って調べました。さながらむかーし学校でやった理科実験です。
先ほども書きましたがこの実験の水は夕方に本町橋で汲み上げてきた川の水
・・・見た感じゴミは少々浮いていますが透明できれいです。臭いも・・・さほど?
まずはphを計ります。(今回使用したのは『パックテスト』というセット。それぞれの
試薬が入ったカプセルに水を吸い込ませ反応を見ます。とっても簡単です)
水を吸わせて待つこと数分。phはほぼ7でしょうか。中性ですね。

問題は次のCOD(Chemical Oxygen Demand)
仕組みはともかく、中の試薬で進む酸化還元反応の進み具合を見るのですが
要は水の汚れの度合いが分かります。目に見えていない汚れが分かるのですね。
数値が大きくなるほど汚れているのですが・・・残念なことにどんどん反応が進んでいきます。

(下側がCODの検査)
結果は8(このあともう少し反応が進んだ気もします)ズバリ工業用水並です。
しかも横を通って不快と感じないぎりぎりラインだそうです。(;_;)
覚悟はしていましたが見た目が案外透明だったので・・・ショックですね。
しかも、このCODテストで計れないリンや窒素の量を測定した過去のデータも
提示されましたが、なんと近隣の大川や淀川、道頓堀川等の中でもダントツの悪環境・・・
とにかくヘドロが多いのだそうです。
でもこの後、そんなへこんだ心に確かな光が射し込むこととなるのです。。。
ここ数年、メディアに取材されたビデオデータを幾つか見せて頂いたのですが
そこには我々の手元に配られた炭素繊維を使った嘘のような夢のような実験結果が
次々と紹介されました。
激しく汚れた水に入れられた炭素繊維に一瞬にして付着する汚れとぬるぬるの『何か』
この生物膜と呼ばれたヌルヌルの正体はそこに付着した微生物なのだそうです。
それが頼もしくも働き続け、嘘のように浄化されていくようなのですが・・・
難しいことが分からなくったっていいのです!1人でも多くの人に実際の映像を見たり
実際の実験に立ち会って欲しいと参加した誰もが思ったことでしょう。
そして先生が「大丈夫ですよ」と仰って下さった東横堀川の浄化も決して夢では無いと
みんなが感じたことでしょう。
時間はかかるかも知れません。でも確かに見えた未来に心を躍らせ、そこまでの道のりに
考えを巡らせつつの散会となりました。
今回ワタクシが勝手につけたサブタイトルはそんな気持ちからなのです。
皆さん、東横堀川の水を一緒にきれいにしてみませんか?
(文:萬代)








